レポート記事
-
2016.12.28稽古場レポート『妖人省日誌』第三弾!~アンサンブル編~
12月も残りわずか。
おとめ妖怪ざくろ、年内の稽古も残りわずかとなってきました。本日の「妖人省日誌」では、舞台の縁の下の力持ち
アンサンブルキャストの皆さんにお話を伺っていきます!メインキャストをサポートし、お芝居に厚みを増すという重要な役割を果たすアンサンブルキャスト。
そんな彼女たちは、日々どんな想いで稽古に臨んでいるのでしょうか?
5人のアンサンブルキャストから、笑子さん、加藤さん、吉住さんの3人に、稽古場の雰囲気や本編の見どころについて語り合っていただきました!
左から、笑子さん、加藤さん、吉住さん。―まずは、自己紹介をお願いします。
笑子:笑子(えみこ)です。自身で演劇を企画したり、ダンス、ミュージカルなど幅広く活動してます。脚本を書いたりもしていますね。
加藤:加藤真由美(かとう・まゆみ)です。ミュージカル劇団を経て現在はフリーで、舞台出演以外にも振り付けのお仕事などもやってます。
吉住:吉住由香里(よしずみ・ゆかり)です。同じくミュージカル劇団にいたんですけど、現在は役者をしながらイベントのMCやナレーターのお仕事などもさせていただいています。
ーありがとうございます。稽古場の雰囲気はどうですか?
笑子:和気あいあいとしてますよね。
加藤:うん。いい雰囲気でどんどん進んでますね。やっぱり2.5次元なんで、もともとのキャラクターがそれぞれあって、それを踏まえて生の人間が演じるっていうことを、メインキャストの皆さんは理解した上で愛をもって演じてらっしゃるなって思います。
笑子:それぞれが挑戦してる感じがしますね。
加藤:それを見て、その合間を縫う私たちもどうやって行こうかなって・・・
吉住:そうですね、模索中です。
演出を受けている様子。―『ざくステ』では、演技だけでなく、ダンス、歌唱、アクションなどいろいろなことが求められているかと思います。難しさはありますか?
加藤:ダンスや歌唱をすること自体に関しては、3人ともミュージカルを経験してるのですごく大変ということはないんですが、それよりも難しいと感じるのは「この作品では、こういうところでダンスが入ってくる、こういう場面で歌が入ってくる」っていう場面ごとの「居方」と言いますか・・・
笑子:合間合間のね。存在の仕方みたいな。
加藤:歌やダンスに限らず、全般的な存在の仕方ですよね。そういうところが、アンサンブルの一番難しいところです。
笑子:そこを今模索中ですね。
吉住:模索中です(笑)探り探りやってますね。
笑子:あまり小さくならず、かといって目立ちすぎず・・・ギリギリのところを狙っていきたいですね(笑)
(一同笑い)
歌唱稽古の様子。―皆さんの思う、「ここを見てくれ」というポイントはありますか?
加藤:名前の付いた役としてやるところもあるんですが、背景のような役割を演じる部分もあるんですよ。
吉住:「気配」とかですよね。
加藤:そういうのって舞台ならではの演出だと思うんですよ。
笑子:漫画では描かれていない部分ですよね。
加藤:「ああ、ここを人間が演じるんだ」みたいなところを、観に来てくれた方が楽しんでくだされば嬉しいなと思いますね。
三人の活躍に、乞うご期待!―原作を読んで、好きな場面などはありましたか?
笑子:三狸(三扇・三升・三葉杏)が、番外編で出ていたのはちょっとテンション上がりましたね(笑)
加藤:そうだね。演じるので、三狸。
吉住:私知りませんでした、番外編(笑)
加藤・笑子:えーっ、読みなさいよ!ちゃんと!(笑)
吉住:はい、読ませていただきます(笑)
笑子:でも、この番外編読んだときは、こうやってピックアップされてる部分もあるんだなあって、喜びを感じましたね。
加藤:原作を知ってる方は、「あのキャラも出るんだ」っていうのも楽しみになってもらえたらいいですね。
「気配」から「三狸」まで様々な役を演じ、舞台に彩りを加える3人。
そんな3人が出演する場面は、どんなシーンになるのでしょうか?
その答えは、ぜひ劇場でお確かめください!それでは本日の『妖人省日誌』はここまで。
また次回、ご期待ください!